未経験から独学でWeb業界にぶち込む為にやっておいた方がいいこと
こんにちは。
最近無性に焼肉が食べたいしばおです。
さて、Twitterなんかを見てると、未経験からWeb業界に入るために、めっちゃ勉強頑張ってる方をたくさん見ます。
でも、めっちゃ頑張ってるけど就活がうまく行かず、なかなかWeb業界に入り込めない方も見かけます。
そこで今回は、未経験からWeb業界に入り込むためにやっておいた方がいいと思うこと書いてみたいと思います。
今回は、ちょっと厳しいことを言います。
なので、メンタルがやられてる時は見ないで下さいね。
インプットするだけじゃプロへの道は遠い。
最近では、独学でもWebの勉強がしやすいサイトやサービスがたくさんありますよね。
これらのサイトやサービスはとても有益で、素晴らしいコンテンツを提供してくれてます。
僕も一応運営してますが・・・。
ただちょっと心配なのは、「それらをやれば誰でもWeb業界に就職出来る!」って勘違いしちゃいやすいんですよね。
まぁ、実際無理ではないんですが、簡単ではないのかなと思います。
なぜなら、これらのサービスで身につけれるものって、野球に例えると、キャッチボールやノック、バッティングのやり方など、野球に必要なスキルを、動画などを使ってインプットするようなイメージです。
で、これだけでプロ野球選手になれますか?
ってことです。
ひょっとすると高校野球でレギュラーを取るのも厳しいかもしれません。
もちろん、Web業界に就職することは、プロ野球選手になることや、高校野球でレギュラーを取ることに比べると、はるかに間口は広いかもしれません。
でも、Web業界だってそんなに甘くはないです。
実際、限られた人数で、Web制作という試合を行なっていくのですから、当然高いスキルを持ってる人の方がレギュラーとして採用されやすいわけです。
ただし、これらの基本スキルを身につけただけでも採用されてる人はいます。
具体的に言うと、選手の育成環境が整ってる会社なら、採用してくれる可能性はあるのです。
そういう会社は未経験OKとして募集をかけてたり、インターンを募集してたりすると思うので、見つける事ができたらチャンスはあると思います。
でも、育成環境がなかなか作れない少人数の会社や、いきなりフリーランスを目指す方には、これらのサービスで身につけたスキルだけでは、ちょっと厳しいのかなと感じます。
ガンガンアウトプットして、基礎を固めよう。
プロになるにはやっぱりもっと、スキルを磨かないといけませんよね。
で、Web制作のスキルを磨くには、試合を経験することが大事だと思います。
いきなり公式試合はできないかもしれませんが、練習試合なら自分でいくらでもできると思うんですよ。
どういうことかっていうと、いきなりクライアントから依頼されたサイトを作ることはできないかもしれないけど、既存サイトの模写や架空サイトの制作などはいくらでも出来ると思います。
例えば、Webデザイナーを目指してる方なら、以下のような練習が個人的におすすめです。
既存サイトの模写を徹底的にやる!
僕がおススメするのは、デザインからコーディングまでを時間を計って徹底的に模写することです。
まずは、Photoshopなどを使って、デザインをトレースします。
この時、フォントは仕方ない部分はありますが、それ以外のとこは1pxのずれもないくらいトレースします。
それも、ただトレースするだけじゃないです。
「文字サイズはこれぐらいがバランスいいのか」や、「余白ってこれぐらいが見やすいんだ」など、デザインのバランス感覚を自分に叩き込みます。
そして、デザインができたら実際に画像を書き出し、コーディングを行います。
コーディングする時も、作ったデザインカンプをもとに1pxのずれもないように作ります。
別に、見本のサイトと同じコードになる必要はありません。
正しくHTMLのタグが使えていることと、どのブラウザで見ても見本のサイトのようにレイアウト出来ていれば大丈夫です。
ただ、コーディングしていく中でいろんな課題点に気づいてほしいです。
「ここはclassにしておけば効率よかった」、「詳細度の高いセレクタを使いすぎた」など、次に繋がる課題を見つけておきましょう。
サイトが完成したら、デザインに掛かった時間、コーディングに掛かった時間を、勉強になった点と一緒にメモして試合終了です。
この模写の練習を数サイトで行い、前回の課題点を克服し精度と時間短縮を求めて行けばいいかなと。
設定をしっかり決めた架空サイトを作る!
既存サイトの模写で基礎を固めたら、ちょっと本格的な練習試合をしましょう。
それが架空サイトの制作です。
架空サイトを作るときは実践さながらの、きちんとした設定を決めないとあまり意味がないです。
ただ、設定を自分で決めるのは難しいので、イケてないサイトでも探してみてください。
それは単に見た目がイケてないという意味ではなく、「使いにくい」や「情報が足りてない」などの視点で探します。
で、そのイケてないサイトの設定をお借りして架空サイトを作るのです。
つまり、そのイケてないサイトからサイトリニューアルの依頼を受けた体でサイトを作ります。
もちろん、サイトの名前や連絡先も架空のものに置き換えます。
そして、そのサイトが抱えてる「使いにくい」や「情報が足りてない」などの問題点を改善するサイトを作ります。
大事なのは、見た目のおしゃれさではなくて、問題点を改善することです。
それも1ページじゃなくて、サイトですからね。全ページ作るんですよw
もちろんこれも、各作業に対して時間はちゃんと計っておきましょう。
これはかなり実践に近い練習試合になりますので、非常におすすめです。
これらの練習試合を何回も行えば、だいぶWeb制作の基礎スキルが固まるのと、自分のスキルを判断してもらえる作品があるので、採用される可能性も上がると思います。
もちろん、この架空サイトは面接やポートフォリオで、思いっきりアピールしてくださいね。
コンセプトや制作時間もちゃんと伝えることで、実践を意識していることがアピール出来ますよ。
でも・・・
これだけやっても、まだ高校野球でレギュラー争いしてるような感じかもしれません。
心折れそうですよね。
じゃあ、どうすればもっとプロに近づけるかというと、実践の試合を経験するといいと思います。
実際に自分が運営するサイトを制作する
プロ野球チームに打者として入るなら、プロの打席でヒットを打てるスキルが必要です。
つまり制作会社にWebデザイナーとして入るなら、Webデザインで効果を出せるスキルが必要なのです。
じゃあ、Webデザインの効果って何かというと、サイトに与えられた目的を達成するために、情報をちゃんと整理し、ユーザーがわくわくするように伝達することです。
そのためには、実際に運営するWebサイトを作ることは、かなり重要なアピールポイントになると思っています。
つまり実際にWebサイトを運営することで、自分が作ったデザインが効果を出したかどうかを、判断できる環境を手に入れることができるからです。
今まで培ったスキルを使えば、実際に自分でサイトを立ち上げることはできるので、もし、友達や知り合いにサイトを作らせてくれる人がいたらお願いしてみるのもいいかもしれません。
また、「そんな人近くにいないよー」って方は、自分の好きなものや好きなことを伝えるためのサイトとかでも構いません。
例えば、英語が得意な人は、英語をめちゃくちゃわかりやすく教えるサイトとか、ラーメンが好きな人は、美味しいラーメン屋さんをめちゃくちゃ探しやすいサイトを作るとかです。
そういうサイトを実際に0から作って運営しアクセス解析することで、プロの打席でヒットを打つために必要なことが見えてくると思います。
そして、その実績をアピールすることで、採用担当者の心をつかめる可能性があるんじゃないかなぁと思います。
だからうちのサロンでは、スキルをインプットするとこはもちろん、実際に運営するサイトを作るプロジェクトも行っています。
ぜひ何か参考になることがあれば、実践して、プロ野球選手になってください!